授業をするときに、どうやって子どもに説明や指示をしたらいいかわからないんだけど。
説明や指示の仕方にもテクニックがあるから、説明するね。
【超簡単】説明や指示の仕方
説明や指示の仕方のポイントを伝えるね。
・短く話す
・要点を先に、理由は後から
・一時に一事を指示
・AさせたいならBと言え
短く話す
説明や指示が長いと、子どもは全然聞いてくれないよ。
確かに。右から左へ受け流しちゃうよね。
ムーディー勝山?
ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ・・・
歌い出した。短文を重ねることで、子どもも受け取る情報が少なくて説明や指示を聞けるようになるんだ。
要点を先に、理由は後から
今から何をするのか、先に要点や結論を言うと、そのあとの内容が入りやすくなってくるよ。
ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ・・・
まだ歌っているよ。子どもの理解度が変わって動きも変わってくるよ。
え、そうなの?すごいじゃん。
そして、さらに大事になってくるのが「一時に一事を指示する」法則だよ。
一時に一事を指示
一時に一事を指示せよって、だじゃれ?
だじゃれじゃないよ。一時に一事を指示する流れはこうだよ。
・まず一つ指示を出す
・できたら次の指示を出す
すごいシンプル。わかりやすい。
これは超簡単だよ。例えばこんな説明や指示があるとする。
教師「今から授業のめあてを書くから、ノートをだして、開いて、鉛筆をもったらノートにめあてを書いていくよ」
一見やれそうに思えるけど、だめなんだ。
よさそうに見えるけど、4つも指示を出しているんだ。
教師「今から授業のめあてを書くよ」
子ども「はい。
教師「まず、ノートを出しましょう。」
子ども「出しました。」
教師「次に、ノートを開きます。」
子ども「開きました。」
教師「そしたら、鉛筆を持ちます。」
子ども「持ちました。」
教師「では、ノートにめあてを書きましょう。」
だまって、子どもはノートにめあてを書き始める。
おお、わかりやすいし何をすればいいかよく伝わるね。
超簡単でしょ。やってみてね。
AさせたいならBと言え
Aさせたいならと言えってどういうこと?
別の言い方にしたほうがより効果が上がる場合があるってことだよ。
教師「静かに聞きなさい。」
聞かせたいから、聞きなさいという。
え、普通じゃない?
まあね。でもこんな言い方にするといい場合もあるんだよ。
教師「口を閉じます。話をしている人におへそを向けます。」
聞かせたいから、聞くための行動をさせる。
聞きなさいっていうよりも注意されている感じじゃないから、いい感じだね。
注意ばっかりだと子どもたちもあまりいい気持ちをしないよね。
また言われた。うるさいなぁってなるよね。
そうだよね。だから、違う言い方にしてやらせるというやり方も効果的なんだよね。
教師「A子さんの目が先生のほうを向いていてうれしいな。」
聞かせたいから、よい正しい行為をほめることで、他の子どもも同じようにさせる。
だれかをほめると、同じようにしようという心理が働いて、きこうとする子どもも増えるからやってみてね。
まとめ
振り返っていくよ。
・短く話す
・要点を先に、理由は後から
・一時に一事を指示
・AさせたいならBと言え
これなら、ぼくでもできそうだ。
がんばってみてね。