おはようございます。soyけんです。育児奮闘中の3児のパパです。
子どもの話を聞くときに、子どもの話をさえぎってしまったり、評価したりしてしまったりすることないでしょうか。
私自身もやってしまうことがあります。
では、どうしたらよいか、島村華子著『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方しかり方』2020年初版第1刷、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行を参考に解説していきたいと思います。
アクティブリスニングとは何か
アクティブリスニングとは、話し手に対して100%の注意を向けて、その人の話を足し算や引き算することなく、無条件に聞き入れることです。
100%? 無条件?
「ひえぇぇぇぇぇ~~」
こんなの無理だよ。しょぼぼぼぼ~~~ん(´・ω・`)
いやいやだいじょうぶ。
アクティブリスニングのいちばんの長所は、「自分の話を批判されず、理解してもらえている」という安心感をもたせられるため、言い訳をしたり、駆け引きしたりすることなく、子どもが自分自身を振り返り、自ら解決策を考える機会をもてることです。
無理と言わず、やってみましょう。
アクティブリスニングの4つのポイント
では、アクティブリスニングをするときの4つのポイントを説明します。
- ボディランゲージ
- 無条件の受容精神
- 反映力
- コミュニケーションのバリケードに気をつける
ボディランゲージ
言葉だけでなく、ボディランゲージを通じて、話しやすい状態をつくりだすことが大切です。
「なるほど」と相手の話にあいづちを打っているのに、無表情、相手の顔を見ていない、どことなくそわそわしているなんてことがあると、「この人、本当にわたしの話を聴いてくれているの?」と感じてしまうのではないでしょうか。
耳だけで聞くということではなく、耳と目と心を用いて聴くということではないのかなと思います。
耳と目と心を用いて聴くことがボディランゲージにもつながってくると思います。
ボディランゲージにおけるSOLER原則
相手への興味関心を示すため、ボディランゲージにおけるSOLER原則という基本動作を覚えておくと役に立ちます。
- S=Square(真正面):相手の正面に座る
- O=Open(オープンな姿勢):足や腕を組んだり、手遊びをしたりしない
- L=Lean(もたれる):相手に体を傾ける
- E=Eye contact(アイコンタクト):相手と目を合わせる
- R=Relax(リラックス):そわそわせずに、落ち着きを保つ
無条件の受容精神
心から相手の話を聴き、無条件に受け止める心構えも大切です。
最初から、「こいつ、わたしを陥れようとしているな。」「どうせ、本当のことじゃないけど、一応聞いておいてやろう。」
うぅぅぅぅぅ~~、むきぃぃぃぃ~~
ってなっちゃいますよね。無条件というのは難しそうですが、でも心構えなので、やはりこういったことで子どもは安心感を得られるんだろうなと思います。
無条件の受容精神の4つの心構え
- 子どもの話に心から興味をもつ
- 子どもの気もちを真摯に受け止める
- 子どもを信頼する
- 子どもを一人の個人として、自分と切り離して考える
反映力
反映力とは、話し手の気もちや問題を反復・要約しながら、いかに相手の話を同じ温度で理解してあげているかを確認するプロセスのことです。
「そうだね。でも、それは違うんじゃないの。」「それじゃだめだから、もっとこうするといいよ。」
ついつい自分の意見や評価を伝えてしまうことがありますよね。そうすると、なんかもう話したくなくなるなって思いますよね。
反映力のプロセス
- 話し手の言葉を繰り返す(反復)
- 別の言葉で言い直す(言い換え)
- 明確にするために質問する(明確化)
- 簡潔に話の要点を聞き手の言葉でまとめる(要約)
- 話し手と聞き手の理解が一致しているかをたしかめる(確認)
こうしていくと、たしかに話を聴いてもらえているなと安心感を得られそうですよね。
コミュニケーションのバリケードに気をつける
話を聴くときに、普段くせでやってしまう反応をできるだけ回避することが必要になってきます。
「できないんだから、こうしたらいいよ。やってあげるよ。」「ふ~ん。ところで、わたしの話を聞いてよ。」
「そうだね。それってさぁこうだよね。・・・(延々と話を奪って話しまくる)」
うぅぅぅぅぅ~~ おしゃべりくそやろう
もうわたしの話なんてしたくないって思われても、仕方がありません。
コミュニケーションのバリケードで気をつける3つのポイント
- ジャッジしない
- 解決してあげようとしない
- 話をそらさない
アクティブリスニングでは、正論よりも真摯に傾聴することが大事です。
まとめ
アクティブリスニングの4つのポイント
- ボディランゲージ
- 無条件の受容精神
- 反映力
- コミュニケーションのバリケードに気をつける
アクティブリスニングをするうえで大事なのは、相手の話にどれだけ興味関心をもてるのか、相手を尊重することなのかなと思います。
ついつい自分の主観が入ってしまうと、相手の話をさえぎったり、自分の話をしてしまったり、評価してしまったりします。
そこには、相手よりも自分が優先してしまっています。相手の話を引き出し、安心感を得るためには、相手を尊重する聞き方につながるアクティブリスニングが重要になってくると思います。
アクティブリスニングを実践して、信頼関係を構築し、子どもが子ども自身の課題を認識し、子ども自身で解決できるようになるとよいですね。
ただ、忍耐と集中が必要になってくるので、アクティブリスニングする側の人もアクティブリスニングしてもらいたいですよね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
sky on you.
いつも となりに やすらぎを