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緊張のほぐし方「アイスブレーキング」をするときの2つのポイント

おはようございます。soyけんです。育児奮闘中の3児のパパです。

子どもたちとレクリエーションを活動するとき、お互い緊張していますよね。

今日は、だれがいるんだろう。この人ってどんな人だろう。緊張する。

そういったときに「アイスブレーキング」を用いることで、緊張を緩和させることができます。

そこで、公益財団法人日本レクリエーション協会編集『楽しさをとおした心の元気づくり レクリエーション支援の理論と方法』公益財団法人日本レクリエーション協会発行、2017年を参考にして解説していきたいと思います。

アイスブレーキング

アイスブレーキングのアイスは氷、ブレーキングは壊れる。つまり、初めて出会ったときに緊張して固まっているアイスをレクリエーションを用いて、緊張をほぐしていくそんなイメージになります。

アイスブレーキングをするときのポイントとして、

  • アイスブレーキング・モデル(導入、交流、発展)
  • アイスブレーキング支援技術

について説明していきたいと思います。

アイスブレーキング・モデル(導入、交流、発展)

レクリエーション活動の組み合わせ方をアイスブレーキング・モデルと言います。

アイスブレーキング・モデルは導入段階、交流段階、発展段階の3段階になっています。

導入段階

導入段階では、レクリエーションインストラクターの合図で対象者が一斉に声を出したり、動いたりする単純なルールのレクリエーション活動を行います。

たとえば、「後だしじゃんけん」ってご存知ですか。

インストラクターが「ぽん」と言って、グーを出します。

そのあと、対象者が「ぽん」と言って、パーを出します。

簡単ですよね。だれでもやれます。

最初は、勝つ。次は、あいこ。最後は、負ける。

じゃんけんに負けるって言っているのに、勝っちゃう人が多いです。

だから、そういうときに笑いが起きやすいです。

そうすると、少し緊張感がほぐれ、ゆるやかな一体感がもちやすくなります。

交流段階

交流段階では、直感的に答えを一致できるものや小グループで簡単な動作を繰り返すなど、互いの力を調整する必要性が低いレクリエーション活動を行います。

たとえば、「じゃんけん」を使います。じゃんけんってやりやすくて、バリエーションがあり、とってもたのしい活動ですよ。

じゃんけんをして3人の人に勝ったら、時計回りでならびましょう。

そうすると、自然とじゃんけんを通して多くの人とかかわれます

そして、笑ったり、走ったりすることで緊張がさらにほぐれてきます

最後まで3人に勝てない人が出てきたら、「最後までがんばった人に拍手」とか、終わった人にじゃんけんをしに行ってもらうなどフォローすることは大事ですね。

発展段階

発展段階では、互いの能力を理解しあい調整し粘り強く目標に挑戦することが必要なレクリエーション活動や他の小グループの取り組みや結果を意識し協力や競争を行えるレクリエーション活動を行います。

たとえば、そうです。ここでも「じゃんけん」が使えますよ。じゃんけんって、オールマイティーーーー!!

交流段階ですでに、円になっている状態です。

そこで、3人ずつチームを決めていきます。3人は一心同体です。

3人グループでまた、同じように3回勝ったら時計回りで並ぶよう指示をします。

ただ、ここでポイントが3人とも同じものを出さないといけないということです。

そうすると、じゃんけんをする前に何を出すか相談することになります。

そう、協力が生まれます。

そして、じゃんけんをスタートすると競争になります。

そういった活動をすることで、小グループ内の気もちが一つになり、小グループ間でかかわりが生じ、緊張がさらにほぐれていきます

アイスブレーキング支援技術

アイスブレーキングの効果を高める支援技術として、

  • 同時発声・同時動作
  • 一指示・一動作
  • 説明のゲーム化

同時発声・同時動作

人は、同じタイミングで言葉を発したり動作をしたりすることを通して、周囲の人とひとつになったような安心感を覚えます。

息を吸うタイミングを合わせる、動きを合わせることが大事ですね。

なので、「せーの」「いち、に、さん、はい」と合図を送り、身振り、手ぶりも交えて行います。

合図があると、いっしょになってやっちゃいますよね。それがとても大事です。

一指示一動作

一度の説明で一つの目標を伝えることです。

たとえば、・・・なに、もうみなさん、何を例に出すか気づいちゃっているんですか。

さすがですね。そう「じゃ・ん・け・ん」 「じゃんけん」

「たたいてかぶってじゃんけんぽん」をやるとします。

いきなり、2人組になってじゃんけんをして、勝ったら相手の頭をぽんとたたく、負けたら叩かれないように自分の頭を守る。時間は、2分です。さぁもうみなさんいきますよ。

いけませ~~~ん!わぁあぁあぁあぁ。

たくさんのことを言われるとよくわからないこといっぱいですよね。

そこで、まず2人組になります。

できましたか。次に、じゃんけんをします。

じゃんけんしましたか。次に、勝った人は相手の頭をぽんとたたく、負けた人は叩かれないように自分の頭を守る。

できましたか。じゃんけんをするときに「たたいてかぶってじゃんけんぽん」と言ってじゃんけんを始めます。

できましたか。では、今から2分時間を取ります。よぉい、スタート。

とすると、わかりやすいですよね。短い説明を聞くだけで集中力を保って活動をすることができます。

説明のゲーム化

一指示一動作に楽しみの要素を加えた支援技術のことです。

たとえば、さきほどの・・・むむ、ムムム、mumumumumu。

気付きました?気づいちゃっていますよね。もちろん、じゃんけんですよ。

たたいてかぶってじゃんけんぽんで勝敗が決まった後、違う人と二人組になります。

二人組になるときはハイタッチをしてからやりましょう。

連勝記録を目指してがんばりましょう。

このようにすると、楽しさの要素が加わり、さらに楽しくなりますよね。

説明のゲーム化は、ちょっとした楽しい体験を重ねることでより大きな楽しさを感じられるようにします。

対象者の集中力を高めて、対象者が良い結果を出すために協力することや良い結果を共に喜ぶことを促進します。

まとめ

緊張のほぐし方「アイスブレーキング」をするときの2つのポイントについて説明してきました。

  • アイスブレーキング・モデル
  • アイスブレーキング支援技術

アイスブレーキング・モデルでは、導入段階、交流段階、発展段階の3段階を意識して行っていく。

アイスブレーキング支援技術としては、同時発声・同時動作、一指示一動作、説明のゲーム化を行う。

緊張をほぐして、人と関わることの楽しさを味わい、生活がよくなっていくといいですね。

今日も最後までブログを読んでくださりありがとうございました。

sky on you.

いつも となりに やすらぎを

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soyken
子どものためになる情報を発信しています。子どもの笑顔を見たいsoykenそれが私のhappiness。3児のパパです。小学校、中学校ともに教員経験あります。4年間生活指導主任と2年間、市の代表で協議会の役員も務めたことがあります。その他にも、教科の授業だけでなく道徳、総合なども授業公開をしています。 こういった経験を生かしながら、多くの子どもを笑顔にしていきたいなと思っています。 子どもの前に立つ「わたし」が笑顔になれるよう、有益な情報をブログで発信していきます。