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気もちを一つにするコミュニケーション技術の3つのコツ

おはようございます。soyけんです。育児奮闘中の3児のパパです。

コロナウイルス感染が拡大していて、ステイホームしがちで、少し憂鬱な気になってしまうときってありますよね。

soyけんは大学生の時に野外活動を中心としたボランティア活動で子どもたちのカウンセラーとしてキャンプやレクリエーションなどをしていました。その中で、レクリエーションインストラクターの資格を取得しました。現在もレクリエーションを用いて子どもたちと関わることがあります。そういった経験から今は、中級レクリエーションインストラクターの資格に上がっています。

そういったときに、レクリエーションの視点から考え行動していくと、もしかしたら生活の中のやすらぎのヒントになるのかもしれません。

そこで、公益財団法人日本レクリエーション協会編集『楽しさをとおした心の元気づくり レクリエーション支援の理論と方法』公益財団法人日本レクリエーション協会発行、2017年を参考にして解説していきたいと思います。

気持ちを一つにするコミュニケーション技術の3つのコツ

  • 対象者の気もちを受け止めていることを伝える技術
  • 対象者との意思疎通を促進する技術
  • 本人らしい目標を見つけることを手助けするコツ

対象者の気もちを受け止めていることを伝える技術

対象者の気もちを受け止めていることが伝わることで、対象者は安心して気もちを表せられるようになります。

そこで、対象者の気もちを受け止めていることを伝える技術として3つあります。

  • 対象者に合わせる(ジョイニング)
  • 対象者のあとについていく
  • 対象者との共通点をつくる

対象者に合わせる(ジョイニング)

対象者の話し方に自分の話し方を合わせる、対象者のしぐさと自分のしぐさを合わせるなど、対象者にインストラクターが合わせるというものです。

対象者のあとについていく

対象者が大切にしていることをインストラクターも大切なこととしてとらえて、対象者の言動を支持し、それに合わせていきます。

「ぼく、この遊びが好きなんだ。」

「この遊びが好きなんだね。」

「このおもちゃかっこいいよね。」

「そうだね。」

対象者との共通点をつくる

対象者がごく自然に使っている言葉使い、動作、姿勢、表現、たとえなど言語的、非言語的なメッセージを模倣します。

「見てみて。これちょうすごくない。」

「ちょうすごいね。」

対象者との共通点が多いと、相手に親近感を抱きますよね。

ただ、真似しすぎると

「えっ、なんでずっと真似すんの⁇」

「ちょっときもくない?」

なんてことにならないように、自然にさりげなくやっていきましょう。

対象者との意思疎通を促進する技術

対象者と積極的に意思疎通をして気もちを一つにするための技術として6つあります。

  • 調子を合わせる
  • 励まし
  • 繰り返し
  • 要約
  • 閉ざされた質問と開かれた質問
  • 促進(フィードバック)

調子を合わせる

対象者との波長が合うように、調子を合わせます。

対象者を「みて」、対象者の話を「きいて」、身体全体の感覚を使って「感じる」ことが大切です。

励まし

「はい」

「そうです」

「そう思います」

「うんうん。」

あいづちの言葉を伴ううなずきのことです。

理解してくれているなぁ。受け止めてくれているなぁ。

そう感じて、安心した気もちで行動を続けることができます。

繰り返し

対象者が語った「大切な言葉」をそのまま反復することです。

「ぼく、きょうごはん作ったんだ。」

「ごはん作ったんだね。」

「目玉焼きにトーストにヨーグルトを準備したんだ。」

「目玉焼きとトーストとヨーグルト。」

「うん、すごくおいしかったよ。

このとき、対象者が話した言葉そのものを正確に繰り返すことが大事です。

流れを止めないように、一区切りついた時点でさりげなくキーワードを繰り返してみましょう。

要約

対象者が話した重要と思われる言葉を意識しながら、簡潔にまとめることです。

このときも、できるだけ話した言葉を使いながら、まとめていくとよいです。

うまく要約できると、

「うん、この人わたしの話をちゃんと聞いてくれている。」

「わたしのことわかってくれている。うれぴー」

ってなりますよね。

閉ざされた質問と開かれた質問

閉ざされた質問:応答が限定的、「はい」「いいえ」、1語か2語で答えられるような質問

開かれた質問:自由な応答を促すような質問、一言では答えられないような言葉かけ

まず、閉ざされた質問から入っていき、そのあと開かれた質問を交えていくと話しやすいと感じて、対象者が気もちを表現できるようになります。

「元気?」

「元気。」

「今からこの遊びやってみる?」

「やってみる。」

「やってみて、楽しかった?」

「うん、楽しかった。」

「どんなことが楽しかった?」

「じゅんけん」

「どうしてじゃんけんが楽しかったのかな。」

「みんなとじゃんけんできたし、何回も勝つことができて楽しかった。」

促進(フィードバック)

肯定的なメッセージをいくつか続けることです。

「そうです、いい感じ、うまくできているよ。」

「そうそう、その調子、がんばっているね。」

もうわたしがんばっちゃう。うれしい。もっとがんばろう。

そんな感じで意欲が高まり、対象者の行動に勢いが出てきます。

本人らしい目標を見つけることを手助けするコツ

目標を本人と一緒になって見つけ出すことも対象者との信頼関係づくりに有効です。

目標を設定するときには、「SMARTの法則」を実践してみましょう。

  • 具体的(Specific):完成品を示すなど
  • 計測可能(Measurable):「できた」と満足する目安
  • 達成可能(Achievable):「がんばればできる」と思える身近な目標
  • 関連性(Relevant):対象者にとって重要で有意義であることを一緒に確認
  • 期限が明確(Time limited):いつまでに

まとめ

気もちを一つにするコミュニケーション技術の3つのコツとして、

  • 対象者の気もちを受け止めていることを伝える技術
  • 対象者との意思疎通を促進する技術
  • 本人らしい目標を見つけることを手助けするコツ

対象者の気もちを受け止めていることを伝える技術として、

  • 対象者に合わせる
  • 対象者のあとについていく
  • 対象者との共通点をつくる

対象者との意思疎通を促進する技術として、

  • 調子を合わせる
  • 励まし
  • 繰り返し
  • 要約
  • 閉ざされた質問と開かれた質問
  • 促進

本人らしい目標を見つけることを手助けするコツとして、

  • 具体的
  • 計測可能
  • 達成可能
  • 関連性
  • 期限が明確

相手の気持ちを受け止め、意思疎通を促進し、気もちを一つにして信頼関係を築いていきましょう。

今日もブログを読んでくださりありがとうございました。

sky on you.

いつも となりに やすらぎを

ABOUT ME
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soyken
子どものためになる情報を発信しています。子どもの笑顔を見たいsoykenそれが私のhappiness。3児のパパです。小学校、中学校ともに教員経験あります。4年間生活指導主任と2年間、市の代表で協議会の役員も務めたことがあります。その他にも、教科の授業だけでなく道徳、総合なども授業公開をしています。 こういった経験を生かしながら、多くの子どもを笑顔にしていきたいなと思っています。 子どもの前に立つ「わたし」が笑顔になれるよう、有益な情報をブログで発信していきます。