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子どもを叱るときの4つのポイント

おはようございます。soyけんです。育児奮闘中の3児のパパです。

子どもを育てているとき、子どもがしていることに対して叱ってしまうことって多々ありますよね。「なんでそんなことをするの。」「何度言ったらわかるの。」なんてことを言ってしまったりすることないでしょうか。

私自身もやってしまうことがあります。

では、どうしたらよいか、島村華子著『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方しかり方』2020年初版第1刷、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行を参考に解説していきたいと思います。

罰を与えるしかり方はNG

子どもが望ましくない行動をしたときに、怒鳴ったり、物を取り上げたり、無視をするなどやってしまうことがあります。しかし、罰を与えるしかり方には4つの問題があります。

  • より攻撃的、反発的な態度を生み出す
  • 力を使った問題解決方法が正当化される
  • 親子関係にヒビが入る
  • 罰を与えても反省を促さない

こういうことをやっても、結局同じことを繰り返して、反省していないというケースが多いのではないでしょうか。

長男と次男と一緒にお風呂に入っていた時、先に次男が桶とじょうろを使っていたところ、勝手に長男が奪い遊ぶことがよくあります。

そのとき、「先に遊んでいたから、ちゃんと10秒数えてから貸し手と言うよ。」と長男に言っても、「いやだ。」と長男が言いました。

なので、長男が遊んでいた桶とじょうろを奪い返し、次男に返すと、長男は「もう遊ばない。」とプンってしてしまいました。

やはり、ものを取り上げるといった罰を与える叱り方は、効果的ではないのかもしれません。

上手な叱り方の4つのポイント

では、どのようにしたら上手に叱ることができるのでしょうか。上手な叱り方の4つのポイントを紹介します。

  • 「だめ!」「違う!」をできるだけ使わない
  • 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
  • 好ましくない行動の理由を説明する
  • 親の気もちを正直に伝える

「だめ!」「違う!」をできるだけ使わない

「だめ!」と口走る前に、子どもが何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解し、ありのままの子どもを受け入れたうえで手を差し伸べるということです。

「だめ!」「違う!」とかを言うと、戦闘モードになりフレストレーションが爆発しやすい状態になります。

そのため、まず気もちを肯定してあげて、そのあと適切な行動を声かけすると行動の変容が促されるようになりやすくなります。

次男は三男のことが大好きです。しかし、三男のお腹をバンバンと叩いてしまうことがあります。そういうときに、「大好きだから、触りたいよね」と肯定した後、「でも、いたいいたいだから、優しくよしよししてあげてね。」と言うと、次男は三男をよしよしとすることができました。

気もちを肯定してあげてから、適切な行動を促すということが良いんだなと感じています。

でも、命にかかわるような危険が迫っているときなどは、「だめ!」と言ってもいいと思いますが、必ずそのあとのフォローをしてあげてくださいね。

結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

結果に至るまでの努力ややり方に対してネガティブな評価なしに具体的にフィードバックを与えることです。

子どもの性格や能力、外見の欠点や短所を責める叱り方をしてしまうと、どうせできないと無力感を覚えるようになりがちです。

「なんでこんなこともできないんだ。お前は馬鹿か。」

こんな風に言われると、激おこぷんぷん丸になって、「もうやらない。」っていう気持ちにはなりませんか。

うまくいかないことはたくさんありますが、「ここまでがんばってできるようになっているんだね。次はどうしていこうか。」というような声かけをしていきたいですね。

好ましくない行動の理由を説明する

子どもに、自分がとった行動が、子ども自身あるいは他者にいかに影響を与えるかというモラルに焦点を置きながら、具体的に説明することで、子どもの理解を得ようとすることです。

長男が、木のカメラを振り回しているとき、「危ない!やめなさい!」と言う代わりに、「カメラを回すと、ほかの人もけがするかもしれないから、やめようね。」という声かけをすると、そのあとはやらなくなりました。

親の気もちを正直に伝える

「わたしメッセージ」を使うということです。「わたしメッセージ」とは、相手を批判したり否定したりせずに、「私」自身の気もちを中心に、自分自身がどう感じているか、またその理由は何であるかということを伝えながらコミュニケーションをとる方法です。

「わたしは安心するんだけどな。」「わたしはうれしいよ。」

「わたしメッセージ」のつくり方

行動+感情+影響+提案

  1. 行動 子どもの行動客観的に描写する。
  2. 感情 正直にどう感じたかを伝える。
  3. 影響 なぜその行動に問題があるのか、人に与える影響を例に説明する。
  4. 提案 次はどうしたらできるか、解決策を話し合う。

まとめ

上手な叱り方の4つのポイント。

  • 「だめ!」「違う!」をできるだけ使わない
  • 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
  • 好ましくない行動の理由を説明する
  • 親の気もちを正直に伝える
  • こうやって、学び実践していく中で、子どもを子ども扱いするよりも、同じ人としての扱いをする、つまり相手を尊重することが大事になってくると思います。

    そして、冷静に対応するために、自分に余裕があるとい状態をつくる必要があると思います。

    余裕がなくなり、焦ってしまうと、ついだめな叱り方をしがちだなと、soyけん自身も気付かされます。

    それから、「一緒に」ということもキーワードかなと思います。一緒にやることで子ども自身も安心して、物事に取り組むことができます。「ちゃんと見ているよ」というメッセージを送ることも必要ですね。

    今日もブログを読んでくださりありがとうございました。

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    いつも となりに やすらぎを

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    soyken
    子どものためになる情報を発信しています。子どもの笑顔を見たいsoykenそれが私のhappiness。3児のパパです。小学校、中学校ともに教員経験あります。4年間生活指導主任と2年間、市の代表で協議会の役員も務めたことがあります。その他にも、教科の授業だけでなく道徳、総合なども授業公開をしています。 こういった経験を生かしながら、多くの子どもを笑顔にしていきたいなと思っています。 子どもの前に立つ「わたし」が笑顔になれるよう、有益な情報をブログで発信していきます。