板書って何?
板書は、黒板に書くことを言うよ。板書の基本を分かりやすく説明するね。
【超重要】板書の基本
板書の基本は、こんな感じ。
・筆圧は強いほうがいい
・わかりやすくて読みやすい丁寧な字
・児童生徒の思考を助けるためのもの
・チョークは基本白で書く。
・黄色のチョークは重要なところを書く
・赤色のチョークはめあてを囲んだり、線を引いたりする
・青色のチョークは四角で囲んだり、線を引いたりする
・ネームプレートの活用
・板書のルールを子どもに伝えておく
・場面の絵の数やセンテンスカードは極力絞る
・黒板の真ん中に中心部分を置く
・・黒板を一つの舞台と考える
・教師の話:子どもの意見=1:4
筆圧は強いほうがいい
なんで筆圧は強いほうがいいの?
筆圧が強いと黒板の字がはっきりとみえるんだ。
そうか。薄いと見えにくいってのは確かにそうだね。
だから、黒板に書くときは筆圧を強めくして書こうね。
わかりやすくて読みやすい丁寧な字
黒板を殴り書きする人いるよね。めっちゃ読みづらいんだけど。
早く書きたい気持ちはわかるけど、わかりやすくて読みやすい丁寧な字を心がけよう。
子どもたちも安心して学べそうだよね。
そうだね。チョークを黒板からすぐに離さず、ゆっくりと離そうね。
児童生徒の思考を助けるためのもの
具体的にどういうことなの?
板書の機能のことだね。こんな感じだよ。
・話し合いを可視化、見える化する
・わかりやすいように、構造的に書く
・対比的に示す
・関連部分を結ぶ
子どもの思考をより深く考えられるようにするために板書ってとても重要なんだ。
すごいね。ただ、黒板に書いているだけじゃないんだ。
チョークは基本白
チョークをいろいろと使うとすごくカラフルで超いい感じにならない?
板書するときにはあまりよくないんだ。チョークの使い分けはこんな感じ。
・チョークは基本白で書いていく
・重要なところは黄色で書いていく
・青は四角で囲んだり、線を引いたりする
・赤は授業のめあてを囲んだり、線を引いたりする
基本白って殺風景じゃない?
色覚異常の子のことを考えると赤とか青とかって見にくいんだ。
色覚異常のケースも考えて基本白で、重要なところは黄色で書くんだね。
ネームプレートの活用
ネームプレートなんて貼ってると手間じゃない?
ネームプレートを使うのはとても大事なんだよ。
・誰の意見、考えかがよくわかる
・付け足し発言や反対意見などをする際に助けとなる
・授業を主体的に参加することができる
ネームプレートって必要じゃん。
そうだよ。よく全員の意見を出すために、黒板に全員のネームプレートを貼ってから話し合いをすることもあるんだ。
板書のルールを子どもに伝える
なんとなく書いていちゃだめなんだね。
そう。結局子どもたちのために書いているから、先生だけルールを知っていてもだめだよ。
・発言したものすべてはかけないからね
・板書をしている間は手を挙げないでね
黒板に貼るものを極力絞る
チョークと同じでぺたぺた貼るのはよくないんだね。
たくさん貼ると結局何を考えるのってわからなくなることがあるよ。
これって書く時もおなじなの?
同じだよ。たくさん書きすぎると、かえって子どもの思考の妨げになるんだ。
黒板の真ん中に中心部分を置く
どこに何を置くのかも考えないといけないんだ。
そう。中心部分は黒板の真ん中に書くとどの席の子からも今ここが大事って考えられるよね。
・黒板の真ん中に書く
・縦書きの場合は黒板の左側に中心部分を書く
黒板を一つの舞台に
なんかかっこいいね。ああ、ロミオよ。お前は・・・
もう入っている。舞台と同じように構造的に訴え、関係性の変化を示し、わかりやすく書いていきたいね。
ちなみに横書きの板書もありなの?
ありだよ。
教師の話:子どもの意見1:4
教師と子どもの比率なんてあるの?
おおまかな目安だけどね。教師が話しすぎるのはよくないんだ。
そうなの?めっちゃ語る人いるけど。
あくまでも子どもの意見を出すことが第一で、教師はより子どもの本音が出やすくなるようにファシリテーターを意識して促すことが大事だよ。
まとめ
今日のことを振り返っていこう。
・筆圧は強いほうがいい
・わかりやすくて読みやすい丁寧な字
・児童生徒の思考を助けるためのもの
・チョークは基本白で書く。
・黄色のチョークは重要なところを書く
・赤色のチョークはめあてを囲んだり、線を引いたりする
・青色のチョークは四角で囲んだり、線を引いたりする
・ネームプレートの活用
・板書のルールを子どもに伝えておく
・場面の絵の数やセンテンスカードは極力絞る
・黒板の真ん中に中心部分を置く
・黒板を一つの舞台と考える
・教師の話:子どもの意見=1:4
これって、すべては子どもたちのためにだね。
そうだよ。板書の基本を押さえ、子どもの思考を助けていこう。