おはようございます。soyけんです。育児奮闘中の3児のパパです。
幼稚園、小学校、中学校数学の教員免許を持っています。
中級レクリエーション、キャンプディレクター2級の資格もちです。
みなさん、「テニピン」って知っていますか。
テニス?ピンポン?
「テニピン」についてわかりやすく簡単に解説していきたいと思います。
テニピンとは?
テニピンとは、テニスを誰もが簡単に楽しむことができるように開発されたネット型ボール運動の教材です。
2017年改訂小学校や学習指導要領解説体育編で新たに例示された「バドミントンやテニスを基にした易しい(簡易化された)ゲーム」にあたります。
テニスとテニピンは、どう違うの?
じゃあテニスとテニピンはどう違うの?わかりやすく解説していきます。
- テニスは、ラケットを手に持つ。テニピンはラケットを手にはめる。
- テニスコートは広い。テニピンコートは狭い。
- テニスはサーブから点が取れる。テニピンは全員ボールに触ってから点が認められる。
- テニスのダブルスは、どっちが打ってもいい。テニピンは交互に打つ。
- テニスはワンバウンドで打ち返す。テニピンはツーバウンドで打ち返す。
- テニスは少人数で運動量が少ない。テニピンは多くの人数がいても運動量が確保できる。
- テニスのラケットは買い揃えが難しい。テニピンのラケットは段ボールでも作れる。
- テニスのボールは硬い。テニピンのボールはスポンジボール。
テニスは手に持つ。テニピンは手にはめる
- テニスはラケットを手に持ちます。
- テニピンはラケットを手にはめます。
ラケットを手に持ってコントロールするのができなくて、返球することができないなんてことありませんでしたか。
手では打てるけど、ラケットを持つとなかなかうまくできない。
テニピンは、ラケットを手にはめて打つので、より感覚的なプレーができます。
つまり、手で打っているのと同じ感覚です。
ミスが減ってラリーが続く。
ラリーが続くと技能が高まる。
技能が高まると戦術も深まっていきます。
テニスコートは広い。テニピンコートは狭い。
- テニスコートは縦23.77m、シングルスでは横8.23m、ダブルスでは横10.97m。ネットの高さは中央が0.914m、両端が1.07m。
- テニピンコートは縦が10m、横が5m。ネットの高さは80cm。
テニピンコートはテニスコートの約半分以下です。
つまり、テニスコートの中に2つもテニピンコートが作れるということです。
そうすると狭い場所でもコートが作れます。
運動場など広い場所では、多くのテニピンコートが作れます。
しかも、テニピンコートをつくるときのネットは、ネットだけではありません。
ハードルをネット代わりにしてもいいです。
三角コーンを置いて、コーンバーを置いてネット代わりにしてもいいです。
テニピンのほうが、よりコートを簡単につくることができますね。
テニスは1球目攻撃から。テニピンは5球目攻撃から。
- テニスは、サーブから点が認められます。
- テニピンは、4回ラリーをして、そのあとの5球目以降からの攻撃で得点が認められます。
テニスはシングルス、ダブルスの両方があり、1球目から得点が認められます。
テニピンはダブルスのみです。
しかも、4回ラリーをしてからじゃないと得点が認められません。
つまり、1得点が入る前に全員がボールに触れることができます。
しかも、4回ラリーが続くまでは何度でも失敗してもいいんです。
ラリーに失敗した場合、失敗した人からラリーを再開します。
失敗しても大丈夫
安心感をもちながら打ち合うことができますよね。
テニピンは交互に打つ。
- テニスのダブルスはどちらが打ってもいい。
- テニピンは、交互にボールを打つ。
テニピンは、ペアで交互に打たなくてはいけません。
逆にそれは、すべての人が平等にボールに触れることができるということです。
ボール運動の場合、一度もボールに触れなくてつまらなかったという経験はありませんか。
やっぱり、ボールに触れるということはスポーツに親しむうえでもとても大切ですよね。
全員がボールに触れることができるというのはやっていて面白いですよね。
テニスはワンバウンド。テニピンはツーバウンド
- テニスはワンバウンドで返球しなければならない。
- テニピンはツーバウンドで返球してもよい。
テニピンは、ワンバウンドで返球してもいいし、ツーバウンドで返球してもいいです。
ツーバウンドするとボールのスピードや高さが落ち着き、打ちやすくなります。
ボールが怖いと感じる人も、ツーバウンドだと返球しやすくなります。
より多くの人が楽しめるように工夫されていますよね。
テニピンは多くの人数がいても運動量を確保できる。
- テニスはシングルス、ダブルスと少人数が基本でコートの確保が難しい。待ち時間が多くなり、運動量が低下する。
- テニピンは多くのコートが確保できる。待ち時間がなく、運動量が確保できる。
テニスコートとテニピンコートの広さの違いからくるものです。
どうしてもテニスは少人数が基本で、コートも広いです。
そうすると、なかなかテニスコートをたくさん作ることができません。
待ち時間が多くなり、運動量が低下しがち。
しかし、テニピンコートは狭いです。
そのため、多くのコートをつくることができます。
そうすると、待ち時間がなく、全員で一斉にゲームができます。
つまり、運動量が確保できます。
試合を見ることも大事ですが、やはりやることで楽しさがより増していきますよね。
テニピンラケットはつくれる
- テニスのラケットは人数分買い揃えることが難しい。
- テニピンのラケットは、段ボールでラケットをつくることができる。人数分揃えることができる。
テニスのラケットは全員買い揃えるとなると、それなりの金額がかかってしまいます。
しかも、ラケットが悪くなると買い替えしなくてはいけません。
しかし、テニピンのラケットは段ボールでつくることができます。
もちろん段ボールじゃなくても、スポンジの材料で作ることもできるし、市販されているラケットをあります。
身近な材料でラケットがつくれるというところは大きな魅力ですよね。
テニピンラケットを段ボールでつくってみよう
- 材料は横20cm×縦40cmダンボール、ゴムひも
- ダンボールを半分に折る
- ダンボールに穴をあける
- 穴にゴムひもを通す
- ラケットの完成
えっ、これで完成?!
そう、完成なんです。とても簡単ですよね。
実際に作ってみましたが、1分でできました。
テニピンのボールはスポンジボール
- テニスのボールは硬い。当たったら痛い。
- テニピンのボールはスポンジボール。当たっても痛くない。
テニスをやってお腹にボールが当たった時、「うぇ」ってなったことありませんか。
テニスのボールは硬くて痛いですね。
そうすると、ボールが苦手な子はなかなかやりたくはないかもしれません。
しかし、テニピンのボールはスポンジボールです。
そのため、当たっても痛くないです。
より多くの人が楽しむことができますね。
まとめ
テニピンとは何か、テニスと比べながら、テニピンについて解説していきました。
ぜひ、みなさんもテニピンをやってみてくださいね。
いやいやコートがって思われても、コートがなくてもボールを壁に打つ。
距離をとってラリーを続けてみるということもできます。
なので、いつでも、どこでも、だれとでも楽しめるものだと思います。
ボールがスポンジボールがなければ、ゴムボールとかそういったものでも代用できるかと思います。
楽しんでやってみましょう。
今日も最後までブログを読んでくださりありがとうございました。
sky on you.
いつも となりに やすらぎを