おはようございます。soyけんです。育児奮闘中の3児のパパです。
課題に取り組んだもののすぐにあきらめてしまう。
なんでも時間がかかりすぎて終わらない。
集中が苦手で遊びだしてしまう。
じゃあどうやって支援したらいいのと困ったことはありませんか。
これは遂行機能ディスオーダーが関係してるかもしれません。
そこで、「実践障害児教育 2017年12月号 なぜ課題ができないのか?発達障害の子どもを遂行機能の視点から支援する」を参考に、お話していきたいと思います。
やっても終わらない子の支援
- タスク(課題)を細分化する
- 手順のレシピを示す
- 手順と出来上がりの見本を示す
タスク(課題)を細分化する
いきなり30分集中してやろうとなると難しいです。
たとえば、10分やったら5分休憩して、また10分やる。
あるいは、3問やったら10分休憩しようね。
時間で区切ったり、内容や分量で分けたりするといいです。
休憩ごとに、がんばったところをねぎらっていきたいですね。
とにかく取り組んだことをほめましょう。
ここまでやると指示するときにはこういうことも役立ちます。
- 終了ページに印をつける
- タイマーを使う
タスク(課題)の達成を分かりやすくしてあげましょう。
手順のレシピを示す
料理のレシピのように作業の手順を箇条書きにして用紙に書きます。
それを常に目につく場所に貼っておきましょう。
- 10分宿題をやる
- 5分休む
- 10分宿題をやる
- 5分休む
- 10分宿題をやる
とか、
- 3問問題を解く
- 10分休む
- 3問問題を解く
- 10分休む
- 3問問題を解く
子どもが自分で作業できるように土台を整えてあげましょう。
保護者が代わりにやってあげるのはやめてくださいね。
手順と出来上がりの見本を示す
手順と最終的な仕上がりを絵や写真で示すといいです。
そうすることで、子どももこうすればできあがりになるんだとイメージしやすくなります。
子どものやり方が不十分であり、それを指摘するときにも、
子どもが「もうやったじゃないか」と反論してもめるような事態が避けられるかもしれません。
遂行機能ディスオーダーとは
遂行機能ディスオーダーとは、遂行機能の発達に何らかの問題がある状態を表した言葉です。
遂行機能とは、通常社会的文化的文脈に即して、目標を選択し、創造し、実践し、そして、それら目標に向けた行動を持続するために必要な自律的な活動のことです。(発達障害、特にADHDに関して著名なアメリカの心理学者ラッセル・バークレー(2012)による定義)
いろいろなタスク(課題)に取り組む際に、最終形をイメージして、手段を考えて計画を立て、時間を見積もって取りかかり、注意集中を維持して目的を達成するときにも遂行機能が働いています。
遂行機能ディスオーダーのある子どもは、時系列に物事の変化を把握して因果関係を理解することが苦手です。
遂行機能ディスオーダーの原因は、脳神経学的な問題が起因して前頭葉がうまく働かないことにあります。
そのために、その子どもが「今、感じていること」だけの世界にとらわれていることにあります。
まとめ
やっても終わらない子の支援として、
取り組んだということを認め励ましていきましょう。
そして、ゴールを目指して、小さなステップで達成感を得ましょう。
宿題が間違っていたたとしても、まずは取り組めたというところをほめていきましょう。
そのうえで、間違いを一緒に考えなおしていけるといいですね。
今日も最後までブログを読んでくださりありがとうございました。
sky on you.
いつも となりに やすらぎを